World Drone Prix 2016
賞金総額100万ドル(約1億2000万円)で話題「World Drone Prix 2016 (以下:WDGP)」の記念すべき第1回が3月11、12日の2日間に渡りSky Dcive(ドバイ)で開催された。その賞金総額規模やレース自体のスケール大きさに留まらず、その会場設備や取り組みに驚くばかりだった。世界各地で選考会が行なわれ、日本からも3チームが予選にエントリーしたが、惜しくも入選は叶わなかった。
結果15才Luke Bannister(ルーク)氏が率いるX-Blade Banni-UKが見事優勝を勝ち取った。
[World Drone Prix 2016] 若干15才のルーク率いるチームBanni-UKが優勝!
2016-03-14 掲載
WDGP_top_1
世界最大のドローンレース開催!
優勝を目指し争う26カ国から150以上のチームが参加し、準決勝は32チーム。スピードトライアルレースの結果上位4チームが決勝に臨んだ。 予選を勝ち抜いた32チームが、決勝に進んだ。
各チームは、F1レースのように白いレーシングスーツを身を固め、チーム一丸となって決勝に臨んだ。 レース中は、ピットでメカニック指示のもとバッテリーやパーツ等の連携プレイも見物だた。 決勝戦は屋外にある骨格のような白いトラックが組まれ、650ヤード(591メートル)を周回するコース。
LEDライトが音と同期し否応無しにも盛り上がってしまう!
ヘアピンカーブや、壁とも言える90°バンク等見所はたくさんあり、夜の帳がおりてくる頃になるとナビゲーション代わりのそビビッッドなLEDによりコース全体が映画TRONのような未来的な物に様変わりした。
コースに200台以上設置されたムービーングライトや音楽も否応無しに会場を盛り上げだ。また FPVでその臨場感を楽しむ事も可能で、自らFPVゴーグルを用意してFPVで観戦する観客も多くいた 。結果15才Luke Bannister(ルーク)氏が率いるX-Blade Banni-UKが見事優勝を勝ち取った。
コース横のアリーナ席で観戦。最前列はドバイ首長国皇族の方々も観戦
若干15才のルーク率いるチームX-Blade Banni-UKが見事WDGP優勝
すでに結果は出ており、15才のパイロットLuke Bannister が率いるチームX-Blade Banni-UKが見事優勝を勝ち取った。もちろんその若さだけではなく、パイロット技術も他のパイロットと比較しても1枚も2枚も上だったように思える。元々ルークは、FPVレーサーの中では有名人。
見事優勝を手にしたBanni-UKのメインパイロットLuke Bannister
表彰式の後、控え室に戻った所を直撃した所、満面の笑みで「Thank you so much,The lights were awesome(ありがとうございます!それよりもこのレースコースのライティングが凄いよね!)」とコメントをもらった。彼もこのようなショーアップされたコース初めてで、かなり興奮した模様。彼の飛行をFPVで見るとこちらのようになる。
そして今回のレース結果は以下の通りだ。
優勝:X-Blade Banni-UK $250,000- (イギリス)
準優勝:Dubai Dronetek $125,000- (UAE)
第3位:VS Meshcheriakov – $50,000- (ロシア)
第4位:Dutch Drone Race Team SQG $25k (オランダ)